YAMAZAKI10TH_T800
弊社『Vento Conductor(イタリア語で風の指揮者を意味)』ブランドと今年で声優活動10周年を迎える『山崎はるか』さんのご協力のもと、2種類のイヤホンをコラボレーション、ラインナップすることになりました。1種類は2020年1月から実施したクラウドファンディングで開発したミドルクラスモデル『Vento Conductor T-800』をベースにした本機と、もう1種類は完全新規開発のエントリーモデル『Vento Conductor T-500(仮称)』がベースです。そこに『山崎はるか』さんのカラーやロゴデザイン指定を受け、本体と付属品全てを新規に製作しております。
製品スペック
- ドライバーユニット
- ・自社開発φ8.5㎜ダイナミックドライバー1基
・Knowles製BAドライバー2基
- ダイナミックドライバー材質
- ベリリウム振動板
- 音響方式
- カナル型
- インピーダンス
- 16Ω
- 再生周波数特性
- 8Hz~30KHz
- 出力音圧レベル
- 110dBSPL/mW
- 最大入力
- 200mW
- 筐体材質
- ハウジング:合金
フロント:銅
ノズル:銅
- 質量(ハウジングのみ)
- 11g×2個
- ケーブル
- 銅導体(N6 OCC)+銀メッキ
- リケーブル仕様
- 2pin 0.78mm
- プラグ径
- φ3.5mm
製品技術
- 内部構造の開発
独自の『O.A.Cミキサー』
- ダルマオーディオが求めているものは人々に迫力を与え、臨場感溢れ、まるて自分の耳の隣で小さな交響楽演奏会が行われているような音質です。単に拘りの材質や独自のドライバー構成だけでは求める効果は得られません。
もう一つ重要な技術は自社開発の『O.A.Cミキサー』です。世界どこのコンサートホールは外部と内部が違います。外部はいかに立派に見せるように建てられますが、
内部のコンサートホールはいかに観客にもっと楽に音楽を楽しんでもらうかを目的にデザインされます。これと同様、T800は外観デザインは高級感と装着感優先ですが、
筐体内部に独特形状の『ホール』を設けています。私たちが『O.A.Cミキサー』と呼ぶこのホールは、三つのドライバーからの音をO.A.Cミキサーで集約し、
力強く耳の方向へ送る機能です。壁や天井の材が音を吸収するコンサートホールとは違い、筐体の金属は空気を反射し共振も起こします。『O.A.Cミキサー』は如何に飛び交う空気を集中させ、共振を減らし、力を合わせるかを精密な計算と設計の上に成り立たせたもの技術です。
- ドライバー部分の改良
- T800はダイナミックドライバー1基とBAドライバー2基のハイブリットイヤホンです。ダイナミックドライバーは自社開発のφ8.5㎜、ベリリウム振動板を採用しています。ベリリウムは軽くて硬い特徴により、チタンなど他の金属と比べ音の伝搬速度は2.5倍も早く、
より高音を再生できます。ボイスコイルやマグネットなどのドライバー構成部品も材質やスペックなど長いOEM経験を活かし、「臨場感あふれる」コンセプトに基づき、試行錯誤し完成させました。またBAドライバーはKnowles社製のものを採用しています。
ただKnowles社製BAドライバーと言っても、型番は100種類以上あります。その中から目指す音質に最適な型番を見つける事、また三つのドライバーが如何に、それぞれが担当する再生帯域以外の信号をカットし、
異なるドライバー間の再生帯域をつなぐか、自然で違和感のないように聞こえるか。私たちは困難な問題に挑戦し、乗り越えました。
- ケーブル選定
- ケーブルはスマートフォンやDAPから信号をイヤホンに送るツールです。実績豊富な銅導体に銀メッキを施すことでバランス感溢れる音質を実現しております。
- 音質のチューニング技術
- 音質に関して、今回のコラボ企画向けに特別仕様としております。具体的にはチューニング担当者が声優『山崎はるか』さんの声質を各種楽曲などを実際に試聴しながら、その声質(ボーカル)に合うよう付属品含めて見直しを行っております。
- ロゴプレートとカラー
- ロゴプレートに関して、声優『山崎はるか』さんのアイディアを全面に採用し、オンリーワンの「丸山崎」が誕生しました。また、本体カラーはシックな黒に高級感のある紫フェイスプレートをチョイスいただいています。本機とオプションケーブルSAOとの組み合わせは紫カラーを最大限に活かせると考えます。
・実際のメイキングを声優『山崎はるか』さまのYouTube『まるぴチャンネル』にてアップロードされていますので、ぜひご覧ください。